附属中3年生 神戸・徳島3泊4日の研修旅行

2023.11.07

 令和5年10月25日(水)から28日(土)

にかけて、附属中3年生18名が兵庫県・徳島

県方面へ3泊4日の日程で国内研修旅行を実施

しました。今回の研修旅行では、兵庫・徳島の

歴史・文化・産業やジオパーク等に関わる地学

的な学習、SDGsに関わる取り組み、阪神淡路

大震災関連施設等を視察し、体験を通して学ぶ

ことを目的に実施しました。

 

〈1日目〉

 初日は、朝7時過ぎに八戸駅を出発し、新幹

線で神戸へ向かいました。13時過ぎに新神戸

駅へ到着し、この日は「人と防災未来センター」

を見学しました。こちらの施設では、28年前

に起きた阪神淡路大震災のメカニズムについて

学ぶだけでなく、台風や土砂崩れなど、様々な

自然災害に対する防災・減災についての知識も

身につけることができました。

 

〈2日目〉

 2日目は、世界最高電子ビームエネルギーに

ついて研究することができる大型放射光施設

Spring8」、「SACLA」を見学しました。

はじめに放射光についての講義をしていただき、

その後、ドイツ出身の科学者による実験の説明

を全て英語で行っていただきました。次に、施

設の内部を見学させていただきましたが、研究

施設のスケールの大きさと、ここで研究されて

いる内容が、情報通信など様々な場面で活用さ

れていることを学ぶことができました。

 午後は世界文化遺産、そして国宝にも指定さ

れている「姫路城」を見学しました。真っ白で

とてもきれいな外観や天守閣の内部を見学しな

がら、ガイドさんに「姫路城」の歴史や見どこ

ろを説明してもらいました。

夜には、1000万ドルの夜景と言われている

神戸の夜景を六甲山のレストランにてお食事を

しながら鑑賞しました。綺麗な夜景を見ながら

の食事に生徒は大満足の様子でした。

 

〈3日目〉

 3日目は午前中、「北淡震災記念公園」と

「大鳴門遊歩道 渦の道」を散策しました。

「北淡震災記念公園」では、大震災で発生した

実際の断層のずれを見学しました。また、語り

部さんの実際の体験をもとにお話していただい

た「自分の命は自分で守る。」というメッセー

ジの込められた内容は、とても胸に響いた内容

でした。

 その後の「大鳴門遊歩道 渦の道」の散策で

も、天候にも恵まれ、自然と発生する壮大な渦

潮を間近で見学することができました。

 午後には、生徒もとても楽しみにしていた

「大塚国際美術館」を見学しました。ここでは、

地下3階地上2階の建物の中に、世界26か国

の西洋名画約1000点が原寸大で再現されて

います。各自が事前学習でたてた鑑賞計画に従

って「モナリザ」などの名画をじっくりと鑑賞

しました。普段教科書でしか見ることができな

い名画に、多くの生徒が目を奪われていました。

 

〈4日目〉

 最終日であるこの日は、神戸北野地区異人館

街を散策しました。明治時代の様式をそのまま

受け継いでいる「ラインの館」や、神戸の街や

港が一望できる「北野天満神社」を訪れるなど、

思い思いの場所を散策し、異人館街を満喫しま

した。 

 最後の異人館街の散策を終えた生徒は、4日

間の予定されていた全ての研修を終え、新神戸

駅から八戸駅まで新幹線で帰りました。

 今回、3泊4日という日程の研修旅行でした

が、さまざまな施設を見学させていただいたこ

とで、とても実りある研修になりました。今後

はこの研修旅行で学んだことを振り返り、各自

が自分の進路を考える参考にすることを期待し

ています。